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ダイエット中に体重が減ったり増えたりする3つの理由!増減を防ぐポイントも紹介

「ダイエットを頑張っているのに、体重が減ったり増えたりして一喜一憂してしまう」そんな経験はありませんか。

毎日体重計に乗るたびに数値が上下していると、「努力が無駄だったのでは」と不安になるものです。

しかし実際のところ、体重の増減には明確な理由があります。

水分量や胃腸の状態、測定の条件によっては、脂肪の変化とは関係なく1〜2kgの差が出ることも珍しくありません。

焦って食事量を減らしたり運動を増やしたりするよりも、まずは体重が動くメカニズムを正しく理解することが大切です。

この記事では、ダイエット中に体重が減ったり増えたりする3つの主な理由と、その変動を防ぐためのポイントを詳しく解説します。

ダイエット中に体重が減ったり増えたりする3つの理由

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ダイエット中に体重が減ったり増えたりする主な理由は以下の3つです。

  • 体内の水分量
  • 胃の内容物
  • 体重の計測条件のブレ

ダイエットを始めたのに、体重が減ったり増えたりして不安になっていませんか。

実は、ダイエット中に体重が減ったり増えたりするのは自然な現象なのです。

ここでは、体重変動の主な3つの理由について詳しく解説していきます。

理由1.体内の水分量の違い

ダイエット中に体重が減ったり増えたりする最大の理由は、体内の水分量の変化です。

人間の体の約60%は水分でできており、この水分量が日々変動することで体重も大きく変わります。

例えば、塩分の多い食事をとった翌日は、体が水分を溜め込もうとするため体重が増えやすくなるのです。

逆に、汗をたくさんかいた日や水分摂取が少ない日は体重が減りやすくなります

このような水分による体重変動は脂肪の増減とは関係ないため、ダイエットの成果とは切り離して考える必要があります。

理由2.胃の内容物の違い

食事をした直後と空腹時では、体重に大きな差が出るのは当然のことです。

胃の中に食べ物が入っている状態では、その重さがそのまま体重に反映されます。

例えば、500mlの水を飲めば体重は約500g増えますし、食事をすればその分だけ体重は増加します。

また、便秘気味のときは腸内に便が溜まることで体重が増えたように見えることもあります。

朝と夜でダイエット中の体重が減ったり増えたりするのは、胃腸の内容物の違いが大きく影響しているためです。

理由3.体重の計測条件のブレ

体重を測るタイミングや条件が毎回違うと、正確な体重変化を把握できません。

朝と夜では1〜2kgの差が出ることも珍しくありませんし、服を着たまま測るか裸で測るかでも数値は変わります。

体重計を置く場所が柔らかい絨毯の上と硬い床では、測定値に差が出ることもあるのです。

さらに、古い体重計や電池が弱っている体重計では、正確な数値が出ないこともあります。

ダイエット中に体重が減ったり増えたりするのを防ぐためには、毎回同じ条件で体重を測ることが重要です。

条件がブレると、本当に痩せているのかどうかの判断ができなくなってしまいます。

ダイエット中に体重が減ったり増えたりするのを防ぐ3つのポイント

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ダイエット中に体重が減ったり増えたりするのを防ぐポイントは以下の3つです。

  • 食事内容を固定する
  • 朝トイレを済ませた後に体重を測る
  • 睡眠リズムを整える

ダイエット中に体重が減ったり増えたりするのには必ず理由があります。

正しい知識と対策を身につければ、体重が安定したダイエットを実現できます。

ポイント1.食事内容を固定する

ダイエット中に体重が減ったり増えたりするのを防ぐには、毎日の食事内容を一定に保つことが効果的です。

食事内容を固定することで、胃の内容物が一定になるためです。

朝食はオートミールとヨーグルト、昼食はサラダとおにぎり、といったように基本のメニューを決めておくと、食事による体重変動を抑えられます。

食事を固定化すると栄養バランスが心配になるかもしれませんが、1週間単位でバランスを考えれば問題ありません

毎日同じような食事でも、野菜やタンパク質をしっかり摂れていれば健康的にダイエットを続けられます。

ポイント2.朝トイレを済ませた後に体重を測る

体重測定のタイミングを統一することは、正確な体重管理の基本です。

最も適しているのは、朝起きてトイレを済ませた直後の測定です。

この時間帯は胃腸が空っぽに近い状態で、前日の食事の影響を最小限に抑えられます。

毎朝同じタイミングで測ることで、日々の小さな変化も見逃さずに把握できます。

正確な数値を知るためにも、できれば下着だけで計りたいところです。

このルーティンを習慣化すれば、ダイエットの成果を正しく確認できるようになります。

ポイント3.睡眠リズムを整える

規則正しい睡眠は、体重の安定に大きく関わっています。

睡眠不足になると、食欲を増進させるホルモンが分泌されやすくなり、過食につながることがあります。

また、夜更かしをすると夜食を食べたくなり、翌朝の体重が増える原因にもなるのです。

厚生労働省が推奨する理想的な睡眠時間は最低でも6時間以上です(※1)。

そして、毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きることも大切。

質の良い睡眠をとることで、ダイエット中の体重も安定しやすくなり、減ったり増えたりといった減少を抑えられるでしょう。

ダイエット中に体重が減ったり増えたりするのは自然なこと

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体重が減ったり増えたりするのは、ダイエットを頑張っている人ほど気になる部分です。

しかし、日々の変動はほとんどが水分量や胃腸の状態による一時的なものです。

体重を正確に判断するには、毎日同じ条件で測ることが大切。

また、食事内容をある程度固定し、睡眠リズムを整えることで、体重が安定しやすくなります。

ダイエットで体重が減ったり増えたりしても、一喜一憂せず長期的な変化に注目することが成功のカギです。

内容の正確性を保つため、以下の信頼できる情報源をもとに記事を作成しています。

※1:健康づくりのための睡眠ガイド 2023|厚生労働省

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