「好きなものを食べながら痩せられる」、そんな夢みたいなダイエット法が本当にあるとしたら、あなたはどうしますか。
「そんなうまい話あるわけない」と思った人にこそ試してほしいのが、よく噛むというシンプルなダイエット法です。
食事の量を無理に減らすことも、味気ないメニューに我慢する必要もありません。
よく噛むことで満腹感を得られ、少ない食事量でも自然と満足できるようになるためです。
結果、今の食生活を大きく変えなくても摂取カロリーを抑えやすくなります。
さらに、血糖値の安定化やストレス緩和、フェイスラインの引き締めなど、ダイエット以外のメリットも満載です。
本記事では、よく噛むことで得られる5つのメリットやすぐに実践できるコツ、筆者の体験談をご紹介します。
本記事を最後まで読んで、好きなものを食べながら痩せられるダイエットを目指していきましょう。
この記事でわかること
- ダイエット中によく噛むメリット
- ダイエット中によく噛んで食べるためのコツ
- よく噛むダイエットに取り組んでみた体験談
Contents
ダイエット中によく噛む5つのメリット

ダイエット中によく噛むメリットは以下の5つです。
- 満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防げる
- 血糖値の急上昇を抑えて太りにくくなる
- 食事の満足度が上がり間食が減る
- 顔まわりの筋肉が使われてフェイスラインが引き締まる
- ストレス食いの抑制につながる
ダイエットを成功させるカギは、実は「よく噛む」という簡単な習慣にあります。
食事制限や激しい運動を始める前に、まずは噛む回数を増やすことから始めてみませんか。
ここでは、ダイエット中によく噛むことで得られる5つのメリットをご紹介します。
メリット1.満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防げる
よく噛むことで、ダイエット中の食べ過ぎを自然に防げます。
食事を始めてから満腹中枢が働くまでには、約20分かかるといわれています。
満腹中枢とは、脳にある「お腹がいっぱいになった」と感じる仕組みのことです。
ゆっくりよく噛んで食事時間を長くすることで、満腹中枢の働きにより、少ない量でも満腹感を得やすくなります。
メリット2.血糖値の急上昇を抑えて太りにくくなる
ダイエットを意識するなら、血糖値の急上昇を防ぐことも大切です。
血糖値が急激に上がると、インスリンが大量に分泌されて脂肪がつきやすくなってしまうためです。
食べ物を細かく噛み砕くと、消化吸収がゆるやかになります。
これにより、血糖値の上昇スピードが抑えられます。
よく噛むだけで、この太りやすいサイクルを避けやすくなるため、ダイエット効果が期待できるというわけです。
メリット3.食事の満足度が上がり間食が減る
噛む回数を増やすと、食材の味や香りをしっかり感じられるようになります。
これにより、食事の満足度が高まり、ダイエット中の間食を減らしやすくなります。
満足度が上がれば、結果的にカロリーコントロールもしやすくなるでしょう。
メリット4.顔まわりの筋肉が使われてフェイスラインが引き締まる
ダイエット効果だけでなく、よく噛むことで顔まわりの引き締め効果も期待できます。
噛む動作では、咬筋や側頭筋など顔の筋肉が使われます。
これらの筋肉を動かすことで、フェイスラインがすっきりしてくるのです。
ダイエットで体重を落としながら、同時に小顔効果も期待できるなんて一石二鳥ですよね。
メリット5.ストレス食いの抑制につながる
よく噛むという行為は、ダイエット中のストレス食いを防ぐ効果もあります。
噛むことでセロトニンという幸せホルモンの分泌が促されます。
セロトニンとは、心を落ち着かせて幸福感をもたらす脳内物質のことです。
ストレスを感じたときに食べ物に手が伸びてしまう人は多いですよね。
しかし、普段からよく噛む習慣をつけておくと、セロトニンの分泌により気持ちが安定しやすくなります。
結果、ストレスが減って過食を防ぎやすくなります。
ダイエット中によく噛んで食べるための4つのコツ

ダイエット中によく噛んで食べるためのコツは以下の4つです。
- 一口30回を目安に噛む
- 噛み応えのある食材を増やす
- ながら食いをやめる
- 利き手じゃない方で箸を持つ
ダイエット中によく噛むことが大切だとわかっていても、実際に習慣化するのは難しいものです。
忙しい日常の中で、つい早食いになってしまう人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、よく噛んで食べるための実践的な4つのコツをご紹介します。
どれも簡単に始められる方法なので、よく噛むことを習慣にしてダイエットを成功させたい人はぜひ試してみてくださいね。
コツ1.一口30回を目安に噛む
ダイエット中は、一口30回を目安によく噛むことから始めてみましょう。
最初は数を数えながら噛むのが面倒に感じるかもしれません。
しかし、この習慣を続けることで、自然とゆっくり食事ができるようになります。
また、30回も噛むと、食べ物が細かい状態になって飲み込みやすくなります。
消化にもやさしく、胃腸への負担が減るのもメリットです。
コツ2.噛み応えのある食材を増やす
よく噛んでダイエット効果を高めるには、噛み応えのある食材を積極的に取り入れてみましょう。
代表的な食材は以下のとおりです。
- フランスパン
- りんご
- 梨
- ごぼう
- レンコン
- たけのこ
- きのこ類(しめじ・えのき・エリンギ)
- 海藻類(わかめ・もずく・昆布)
これらを普段の食事に加えるだけで、無理なくよく噛む習慣が身につきます。
サラダにナッツを加えたり、ご飯に雑穀を混ぜたりするのもおすすめです。
食感にバリエーションが生まれて、食事も楽しくなりますよね。
コツ3.ながら食いをやめる
ダイエットを成功させるには、ながら食いをやめてよく噛むことに集中しましょう。
テレビを見ながら、スマホを触りながらの食事では、意識が食事に向かず、早食いしやすくなってしまいます。
結果、満腹中枢に刺激が行きづらく、満腹感も得にくくなるのです。
ダイエット中こそ、食事の時間を大切にする心がけが重要です。
コツ4.利き手じゃない方で箸を持つ
意外かもしれませんが、利き手じゃない方で箸を持つのもダイエット中によく噛むための効果的な方法です。
慣れない手で箸を使うと、食べるスピードが自然と遅くなります。
一口の量も少なくなり、結果的によく噛むダイエット習慣の形成にもつながるのです。
最初は食べにくくてストレスを感じるかもしれません。
そのため、週に1〜2回から始めて、徐々に回数を増やしていくのがおすすめです。
よく噛むダイエットに取り組んでみた体験談

筆者自身も、食事中にスマホへ意識が向いてしまい、ほとんど作業の延長のように食べていた時期がありました。
しかし、よく噛むことを意識するようになってから、まず変わったのは「食事そのものを楽しめるようになった」という点です。
噛む回数が増えることで味わいがしっかり感じられ、一口ひと口に満足感が生まれました。
さらに、食事に集中する時間が増えたことで、以前よりも家族との会話が自然と増えました。
スマホを置いて目の前の食事に向き合うだけで、こんなにも時間の質が変わるのかと実感しています。
ダイエットとして劇的に体重が落ちたわけではありませんが、食事への満足感が高まったことで間食が減り、結果的にムリのない範囲で体重も少しずつ安定してきました。
筆者にとってよく噛む習慣は、体重管理よりも「食事の楽しさを取り戻してくれた」という意味で大きなメリットがあったと感じています。
よく噛む癖をつけて無理のないダイエットを続けよう

ダイエット中によく噛む習慣は、食べ過ぎの防止や血糖値の安定など、健康的に痩せるための土台づくりに役立ちます。
少ない量でも満足感が高まることで間食の回数が減り、結果的にカロリーコントロールがしやすくなります。
また、噛む動作で顔まわりの筋肉が使われ、フェイスラインが引き締まりやすい点も嬉しいポイントです。
さらに、セロトニンの分泌が促されてストレス食いを抑えられるため、気持ちの面でも安定したダイエットを続けやすくなります。
無理な制限をするのではなく、食事のやり方を変えることで、ストレスの少ないダイエットを目指しましょう。