ダイエット

ダイエットにおすすめの野菜21選|痩せる食べ方やレシピも紹介

「食事制限を頑張っても、なかなか続かない」「我慢ばかりのダイエットに疲れた」などと悩みを抱えていませんか?

極端なカロリー制限や糖質制限は、一時的に痩せたとしてもリバウンドの原因になります

そこで注目したいのが、満足感を得ながら健康的に痩せられる「野菜ダイエット」という方法です。

野菜には、ビタミン・ミネラル・食物繊維など、美容と健康を支える栄養素が豊富です。

満腹感を得やすく、脂肪が燃焼しやすい体質づくりにも貢献してくれます

本記事では、ダイエットにおすすめの野菜や食べ方のコツ、レシピや注意点まで詳しく解説します。

野菜を味方につけて、我慢しないダイエットを始めましょう。

Contents

ダイエットにおすすめの野菜21選

野菜をイメージできる画像

ダイエットにおすすめの野菜は以下のとおりです。

  • ブロッコリー
  • ほうれん草
  • 小松菜
  • キャベツ
  • レタス
  • トマト
  • 大根
  • ごぼう
  • オクラ
  • 玉ねぎ
  • 白菜
  • きゅうり
  • アスパラガス
  • セロリ
  • もやし
  • 枝豆
  • きのこ類
  • 海藻類
  • アボカド
  • らっきょう
  • モロヘイヤ

野菜は低カロリーでありながら、ビタミンやミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。

満腹感を得やすく、代謝を促進する栄養素も多く含まれているため、健康的に体重を減らしたい人には欠かせません。

ダイエットにおすすめの野菜1. ブロッコリー

ブロッコリーは、ダイエット中の人は摂取したい野菜のひとつです。

100gあたり約30kcalと低カロリーでありながら、タンパク質が豊富に含まれています(※1)。

筋肉を維持するための栄養がしっかり補えるため、基礎代謝の低下も防げます

また、ビタミンCやビタミンKも豊富で、体の調子を整えながらダイエットできるのが魅力です。

食物繊維も多く含まれているため、便通改善も期待できます。

茹でたり蒸したりして、サラダやスープに加えるだけで美味しく食べられます。

ダイエットにおすすめの野菜2. ほうれん草

ほうれん草は、鉄分が豊富な緑黄色野菜として知られています。

ダイエット中は栄養不足になりがちですが、ほうれん草なら必要な栄養素をしっかり補給できます。

100gあたり約23kcalで、罪悪感なくたっぷり食べられるのも嬉しいポイントです(※1)。

葉酸やビタミンAも豊富に含まれており、美容面にも嬉しい影響を与えます

おひたしやソテー、スムージーなど、さまざまなアレンジができるため、飽きずに続けやすいです。

とくに生のままサラダにすると、酵素も一緒に摂取できて代謝アップが期待できます。

ダイエットにおすすめの野菜3. 小松菜

小松菜は、カルシウムが牛乳よりも多く含まれている優秀な野菜です。

100gあたり約14kcalと超低カロリーなので、量を気にせず食べられるのも魅力的です(※1)。

ビタミンCや鉄分も豊富で、疲労回復効果も期待できるため、運動と組み合わせたダイエットにも最適。

炒め物やおひたし、味噌汁の具材など、和食との相性も抜群です。

クセが少なく歯ごたえもあり食べやすいため、野菜が苦手な人にもおすすめできます。

ダイエットにおすすめの野菜4. キャベツ

キャベツは、ダイエット野菜の定番として多くの人に愛されています。

食物繊維が豊富で、腸内環境を整えて便秘解消に役立ちます

100gあたり約19kcalで、かさがあるため満腹感を得やすく、温野菜や生野菜としても楽しめるのが特徴です(※1)。

ビタミンUという、胃の粘膜を保護する成分も含まれており、ダイエット中の胃もたれ予防にも役立ちます

千切りにしてサラダにしたり、スープに入れたりと、調理のバリエーションも豊富です。

生で食べると酵素を摂取でき、加熱すると甘みが増して美味しくなります。

毎日の食事に取り入れやすい、万能な野菜といえるでしょう。

ダイエットにおすすめの野菜5. レタス

レタスは水分含有量が95%以上と非常に高く、デトックス効果が期待できる野菜です。

100gあたり約10kcalなので、たくさん食べても太る心配がありません(※1)。

シャキシャキとした食感が満腹中枢を刺激し、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます

ビタミンEやカリウムも含まれており、むくみ解消にも効果的です。

サラダのベースとして使うのはもちろん、スープやチャーハン、生食レシピに加えても美味しく食べられます。

手軽に摂取できるため、忙しい人のダイエットにも向いている野菜です。

ダイエットにおすすめの野菜6. トマト

トマトには、リコピンという抗酸化成分が豊富に含まれています。

リコピンには、脂肪の蓄積をおさえたり、代謝を高めたりする働きがあり、ダイエットをサポートしてくれます。

100gあたり約30kcalで、水分が多く含まれているため満腹感を得やすいのが特徴です(※1)。

ビタミンCやカリウムも豊富で、むくみ解消も期待できます。

生のままサラダで食べるのはもちろん、加熱するとリコピンの吸収率が上がるため、スープや煮込み料理にもおすすめです。

とくに朝食に取り入れると、一日の代謝がアップしやすくなります。

ミニトマトなら、小腹が空いたときのおやつ代わりにもなり、ダイエット中の間食対策としても便利な野菜です。

ダイエットにおすすめの野菜7. 大根

大根は、消化を助ける酵素が豊富に含まれている野菜です。

100gあたり約25kcalと低カロリーな大根は、ダイエット中でもたっぷり食べられる野菜なので安心して取り入れられます(※1)。

食物繊維も豊富なため、腸内環境を整えて便秘解消にも役立ちます

煮物にすると自然な甘みが引き立ち、主食の置き換えとしても活躍する、満足度の高い一品になりますよ。

大根の葉にも栄養が詰まっており、ダイエット中の野菜メニューとして炒め物などに活用するのがおすすめです。

ダイエットにおすすめの野菜8. ごぼう

ごぼうは、食物繊維の王様と呼ばれるほど豊富な繊維質を含んでいます。

とくに水溶性食物繊維の「イヌリン」は、血糖値の上昇を緩やかにし、脂肪の蓄積を防ぎやすくする効果があります

イヌリンとは、腸内の善玉菌のエサになる成分です。

カロリーは100gあたり約50kcalとやや高めですが、しっかりとした噛みごたえがあり、少量でも満腹感を得やすい野菜です(※1)。

きんぴらごぼうや煮物、サラダなど、さまざまなレシピに応用でき、野菜ダイエットを飽きずに続けられるでしょう。

ポリフェノールも含まれており、アンチエイジング効果(若々しい見た目や健康を維持する働きのこと)も期待できます。

皮の部分に栄養が多く含まれているため、軽くこすり洗いして皮ごと調理するのが理想的です。

ダイエットにおすすめの野菜9. オクラ

オクラのネバネバ成分は、ペクチンという水溶性食物繊維です。

糖の吸収を緩やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ効果があります。

100gあたり約25kcalと低カロリーながら、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれているのが特徴です(※1)。

とくにカリウムが豊富で、体内の余分な水分を排出することでむくみの解消に役立ちます

茹でてそのまま食べたり、刻んで納豆と混ぜたりと、手軽に食べられるのも魅力です。

ネバネバ成分は胃の粘膜をやさしく保護してくれるため、ダイエット中に起こりがちな胃腸トラブルの予防にもなります

暑い季節に旬を迎える野菜なので、夏のダイエットや塩分・水分のバランス調整にも役立つ食品としておすすめです。

ダイエットにおすすめの野菜10. 玉ねぎ

玉ねぎには、ケルセチンという脂肪燃焼を促進する成分が含まれています。

血液をサラサラにする効果もあり、代謝アップが期待できることから、ダイエット向きの野菜としても注目されています。

100gあたり約30kcalで、甘みがあるため満足感も得やすいです(※1)。

玉ねぎは、生のままサラダで食べると辛味成分が脂肪燃焼を促進し、加熱すると甘みが増して食べやすくなります

スープや炒め物、煮物など、どんな料理にもなじむ万能野菜のため、毎日の食事に無理なく取り入れられます。

ダイエットにおすすめの野菜11. 白菜

白菜は、冬のダイエットにおすすめの野菜です。

100gあたり約18kcalで、鍋料理やスープにたっぷり入れても安心して食べられます(※1)。

水分が約95%を占めており、体内の老廃物をスムーズに排出するデトックス効果も見込めます。

ビタミンCやカリウムも豊富な白菜は、免疫力アップやむくみ解消など、健康的なダイエットにも貢献してくれる野菜です。

とくに芯の部分には、うま味成分であるグルタミン酸が多く含まれており、食事の満足度を高めてくれます。

キムチにすると乳酸菌も摂取でき、腸内環境の改善にも効果的です。

生のままサラダにしてもシャキシャキとした食感が楽しめ、歯ごたえが欲しい人にもぴったりの生野菜です。

ダイエットにおすすめの野菜12. きゅうり

きゅうりは、世界一カロリーが低い果実としてギネスブックに認定されています。

100gあたり約13kcalで、水分含有量は約95%と非常に高いのが特徴です(※1)。

ホスホリパーゼという酵素が含まれており、脂肪分解を促進する効果も期待できます

スティック状に切ってそのまま食べたり、浅漬けにしたりと、手軽に取り入れやすいのもメリットです。

体を冷やす効果もあるため、暑い時期のダイエットにとくにおすすめの生食野菜です。

ダイエットにおすすめの野菜13. アスパラガス

アスパラガスには、アスパラギン酸という疲労回復成分が豊富に含まれています。

これにより、ダイエット中の運動による疲れを軽減し、代謝を活発に保つ効果が期待できます

100gあたり約25kcalです(※1)。

穂先部分には栄養が集中しているため、捨てずに全体を食べるのがおすすめです。

茹でてサラダにしたり、炒め物に加えたりと、さまざまな料理に活用できます。

グリーンアスパラガスはホワイトよりも栄養価が高いため、ダイエット中は緑のアスパラを選ぶのがおすすめです。

ダイエットにおすすめの野菜14. セロリ

セロリは、独特の香りが食欲を抑制する効果があるといわれている野菜です。

100gあたり約15kcalで、食物繊維が豊富に含まれています(※1)。

カリウムの含有量がとくに多く、体内の余分な水分を排出してむくみを解消する効果が期待できます

アピインという成分には、ストレスを緩和する働きもあるため、ダイエット中のイライラを防ぎやすくなるでしょう。

葉の部分にも栄養が豊富なので、スープや炒め物に活用するのがおすすめです。

スティック状にして低カロリーのディップと合わせれば、ダイエット中のおやつ代わりにもなる優秀な野菜です。

ダイエットにおすすめの野菜15. もやし

もやしは、財布に優しい価格でダイエットを続けやすい野菜です。

100gあたり約11kcalで、ボリューム感があるため満腹感を得やすいのが魅力です(※1)。

ビタミンCやビタミンB群、食物繊維がバランスよく含まれています。

とくに大豆もやしには、イソフラボンという女性ホルモンに似た働きをする成分が含まれており、美容面に良い影響を与えるとされています。

炒め物やスープ、ナムルなど、調理方法も豊富で飽きずに続けられるでしょう。

シャキシャキ食感を活かすには、サッと加熱する程度にとどめるのがおすすめです。

もやしは、一年をとおしてリーズナブルに購入できるため、長期間ダイエットに取り組む人の強い味方です。

ダイエットにおすすめの野菜16. 枝豆

枝豆は、植物性タンパク質が豊富な野菜として、ダイエット中の筋肉維持に役立ちます。

100gあたり約118kcalとややカロリーは高めですが、タンパク質と食物繊維のバランスが良く、満腹感が長続きしやすいです(※1)。

塩茹でするだけで美味しく食べられる手軽さも魅力です。

おやつ代わりに食べれば、スナック菓子の代替となり、健康的なダイエットが続けやすくなります

冷凍枝豆なら、いつでも手軽に食べられるため、常備しておくと便利です。

ダイエットにおすすめの野菜17. きのこ類

きのこ類は、どの種類も低カロリーで、ダイエットに最適な野菜です。

しいたけやえのき、しめじなど、ほとんどが100gあたり20〜40kcalです(※1)。

食物繊維が豊富で、とくにβ-グルカンという成分は免疫力を高める効果があるとされています

炒め物やスープ、温野菜としても使えるため、食事へのアレンジがしやすいのが特徴です。

うま味成分も多く含まれているため、調味料を控えめにしても満足感のある一品に仕上がります。

ダイエットにおすすめの野菜18. 海藻類

海藻類は、ミネラルが豊富でダイエット効果が高い食材です。

わかめや昆布、もずくなど、どれも100gあたり20kcal以下と低カロリーです(※1)。

ヨウ素も豊富で、甲状腺ホルモンの働きをサポートし、基礎代謝を高める効果が期待できます

水で戻すだけで食べられる乾燥わかめは、忙しい人にも便利です。

サラダや味噌汁、酢の物などにも手軽に加えられるため、日々の食事に取り入れやすい食材です。

ダイエットにおすすめの野菜19. アボカド

アボカドは、良質な脂質が豊富な野菜として注目されています。

100gあたり約176kcalとカロリーは高めですが、オレイン酸によって脂肪燃焼が促進されるため、適量であればダイエットの味方になります(※1)。

食物繊維も豊富で、満腹感が長続きするため、間食を防ぎやすくなるでしょう。

ビタミンEやカリウムも多く含まれており、むくみ解消にも役立ちます。

サラダやスムージー、トーストのトッピングなど、食べ方の幅が広く、飽きずに続けられます。

朝食に取り入れると、午前中の空腹感をおさえやすくなるため、簡単に済ませたい朝におすすめです。

ダイエットにおすすめの野菜20. らっきょう

らっきょうは、フルクタンという水溶性食物繊維が豊富な野菜です。

腸内の善玉菌を増やし、便秘解消や脂肪の吸収をおさえる効果があります。

100gあたり約83kcalですが、通常は少量ずつ食べるため、カロリーの心配はありません(※1)。

甘酢漬けにすると、酢の効果も加わって脂肪燃焼効果がアップ

刻んでサラダに加えるなど、野菜中心のダイエットメニューにも手軽に応用できます。

独特の辛味とシャキッとした食感が、食事のアクセントになり満足感を高めてくれます。

ダイエットにおすすめの野菜21. モロヘイヤ

モロヘイヤは、栄養価の高さから「野菜の王様」と称され、ダイエット中でも積極的に取り入れたい野菜です。

100gあたり約242kcalで、ビタミンやミネラルが驚くほど豊富です(※1)。

ムチンという粘り成分には、糖の吸収をゆるやかにし、血糖値の急上昇を防ぐ働きがあります

おひたしやスープ、炒め物など、加熱調理すると食べやすくなります。

夏が旬の野菜なので、暑い時期のスタミナ維持や夏バテ対策にもぴったりのダイエット野菜です。

ダイエット効果が高い野菜の特徴3選

野菜がダイエットにおすすめな理由をイメージできる画像

ダイエット効果が高い野菜の特徴は以下の3つです。

  • 食物繊維が豊富
  • 低糖質
  • 低脂質

これらの特徴を持つ野菜を日々の食事に取り入れることで、無理なく体重管理を続けやすくなります。

ダイエット効果が期待できる野菜の特徴について、一緒に見ていきましょう。

1.食物繊維が豊富

食物繊維が豊富な野菜は、ダイエットの強い味方です。

食物繊維には満腹感を持続させる働きがあり、食べ過ぎを防ぎやすくなります

なかでもキャベツやブロッコリー、ごぼうなどは食物繊維が多く含まれており、少量でも満腹感を得やすい野菜です。

また、食物繊維は腸内環境を整える役割も担っています。

腸内環境とは、腸内に存在する善玉菌や悪玉菌のバランスのこと。

善玉菌が増えることで、便通が改善され、体内の老廃物がスムーズに排出されるようになります

結果として、お腹周りがすっきりし、体重減少にもつながるのです。

食事の最初に野菜を食べることで、その後の炭水化物の吸収が緩やかになるため、ダイエットがしやすくなるでしょう。

2.低糖質

糖質が少ない野菜は、血糖値を急激に上げないため、インスリンの分泌量が少ないです。

インスリンとは、血糖値を下げるホルモンで、過剰に分泌されると脂肪が蓄積しやすくなります。

そのため、葉物野菜やきのこ類、きゅうりなど糖質の少ない野菜は、ダイエット中でも安心して食べられます。

ただし、じゃがいもやかぼちゃ、とうもろこしなどは糖質が多いため、摂取量には注意が必要です。

3.低脂質

低脂質の野菜は、カロリーをおさえながら栄養を摂取できる理想的な食材です。

脂質は1gあたり9kcalと、炭水化物やタンパク質に比べて2倍以上のエネルギー量があります。

野菜そのものに脂質が少ないということは、調理法を工夫することでさらにヘルシーな料理が作れるということです。

蒸す・茹でる・生で食べるといった調理法を選ぶことで、余分な油を使わずに済みます

ドレッシングも、ノンオイルタイプを選ぶことで、野菜本来の低脂質という特徴を活かせます。

野菜でお腹を満たしながら、必要な栄養素はしっかり摂取できるため、健康的なダイエットが実現できるのです。

ダイエットに野菜が使われる4つの理由

野菜をイメージできる画像

ダイエットに野菜が使われる理由は主に以下の4つです。

  • 低カロリーで食べても罪悪感が少ない
  • 糖質が少なく脂肪になりづらい
  • 食物繊維が豊富で腸内環境に良い働きを与える
  • ビタミンやミネラルが多く体の内側からケアできる

野菜がダイエットに適している理由は、カロリーが低いだけでなく、栄養バランスにも優れているからです。

ダイエットに野菜が使われる理由を一緒に見ていきましょう。

1.低カロリーで食べても罪悪感が少ない

ダイエットにおける野菜の魅力は、たくさん食べても摂取カロリーが少ない点にあります。

たとえば、レタス100gはわずか10kcal程度で、きゅうりも13kcal程度しかありません(※1)。

ダイエット中は食事制限でストレスを感じやすいですが、野菜なら量を気にせず食べられるのです。

満腹感を得ながらもカロリーオーバーを避けられる点は、ダイエット中にとって大きなメリットです。

野菜を中心にした食事なら、満足感を得ながら自然にカロリーをおさえられます。

2.糖質が少なく脂肪になりづらい

糖質の少ない野菜は、血糖値の急上昇をおさえやすく、脂肪の蓄積を防ぐのに役立ちます

血糖値が急激に上がるとインスリンが大量に分泌され、余分な糖が脂肪として蓄積されやすくなります。

葉物野菜やブロッコリー、アスパラガスなどは糖質が控えめで、脂肪の蓄積をおさえつつ栄養もしっかり補える優秀な食材です。

一方で糖質が多めの根菜類は、比較的太りやすく、食べ過ぎないように量の調整が必要です。

3.食物繊維が豊富で腸内環境に良い働きを与える

野菜に豊富な食物繊維は、腸内の善玉菌を増やし、腸内フローラのバランスを整える働きがあります。

便秘の改善に繋がり、老廃物が排出されやすくなることで代謝も向上します

ごぼうやオクラ、モロヘイヤなどはとくに食物繊維が多く含まれており、腸活にも最適です。

水分を吸って膨らむ性質により、少量の野菜でも満腹感を得られ、ダイエット中の食べ過ぎを防ぎやすくなります

腸内環境が良くなることで、肌の調子が整うなど、美容とダイエットの両面で嬉しい効果が期待できます。

4.ビタミンやミネラルが多く体の内側からケアできる

野菜にはビタミンやミネラルが豊富に含まれており、食事制限中に不足しやすい栄養素を無理なく補えます。

たとえばビタミンCは脂肪燃焼を助ける働きがあり、カリウムは余分な水分を排出してむくみを軽減する働きがあります。

緑黄色野菜に多いβカロテンは体内でビタミンAに変換され、代謝を促進。

代謝が高まることでエネルギー消費量が増え、痩せやすい体質づくりに役立ちます。

複数の野菜を組み合わせて取り入れることで、栄養バランスが整い、無理のない健康的なダイエットを継続できます。

野菜ダイエットを成功させる3のポイント

野菜をイメージできる画像

野菜ダイエットを成功させるポイントは以下の3つです。

  • 野菜から食べる
  • 朝・昼・晩バランスよく食べる
  • 一口30回は噛んで満腹感を得る

ただ野菜を食べるだけでは、思うような結果が出ないこともあります

今回紹介する3つのポイントを実践すれば、野菜ダイエットの成功率がぐっと上がります。

今日からすぐに始められる方法もあるので、ぜひ試してみてください。

1.野菜から食べる

食事の最初に野菜を食べる「ベジファースト」は、血糖値や体脂肪のコントロールに役立つ太りにくい食べ方です。

野菜の食物繊維が糖の吸収をゆるやかにして、血糖値の急上昇を防いでくれます

反対に、ご飯やパンを先に食べると血糖値が一気に上がり、脂肪をため込みやすくなります。

食べる順番は、まずサラダや野菜スープ、その次におかず、最後にご飯

この順番を意識するだけで、同じ量を食べてもダイエットにつながりやすくなります。

2.朝・昼・晩バランスよく食べる

野菜は朝・昼・晩の3食でバランスよく食べることが大切です。

夕食だけ野菜をたっぷり食べても、ダイエット効果は限定的になってしまいます

1日を通して野菜を摂ることで、体の代謝リズムが整います

朝食では、スムージーやサラダで手軽に野菜を摂りましょう。

昼食では、お弁当に野菜のおかずを増やすことで、無理なく摂取できます。

夕食は、野菜中心のメニューにすることで、1日をとおしてカロリーをおさえられるでしょう。

少量からでもOKなので、朝食にも野菜を取り入れる習慣をつけると、代謝が整いダイエットにも効果的です。

3.一口30回は噛んで満腹感を得る

良く噛むことで、満腹中枢が刺激されて食べ過ぎの予防ができます(※2)。

満腹中枢とは、脳にある満腹を感じる部分のことを指します。

噛む回数の目安は一口につき30回以上です。

最初は意識しないと難しいかもしれません。

でも、慣れてくると自然とできるようになるはずです。

よく噛むことで、消化にかかる負担も減り、胃腸の調子も整ってくるでしょう。

食事の時間も自然と長くなり、少ない量でも満足感を得られるようになります。

ダイエットにおすすめの野菜を使ったレシピ3選

野菜レシピをイメージできる画像

野菜ダイエットを続けるには、美味しくて簡単なレシピが欠かせません

毎日同じサラダばかりでは、どんなに意志が強くても飽きてしまいますよね。

バリエーション豊かなレシピを知っていれば、楽しみながらダイエットを続けられます。

今回紹介する3つのレシピは、どれも15分以内で作れる簡単なものばかりです。

材料も手に入りやすいものを使っているので、今日から始められるでしょう。

1. ブロッコリーと鶏むね肉のヘルシー炒め

ブロッコリーと鶏むね肉の組み合わせは、ダイエットの王道レシピです。

高たんぱく質で低カロリー、しかも食べ応えがあります

皮なしの鶏むね肉は100gあたり約113kcalと、肉類の中でもとくに低カロリーな食材です(※1)。

作り方は簡単で、一口大に切った鶏むね肉を先に炒めます。

火が通ったら、下茹でしたブロッコリーを加えて軽く炒め合わせるだけです。

味付けは塩こしょうと、少量のしょうゆで十分美味しくなります。

ポイントは、鶏むね肉を片栗粉でコーティングすることです。

摂取カロリーは高まりますが、パサつきがちな鶏むね肉も、しっとりと仕上がります。

ブロッコリーの食感を残すために、炒めすぎないことも大切です。

2. ほうれん草ときのこの味噌スープ

ほうれん草ときのこの味噌スープは、体を温めながら野菜をたっぷり摂れます。

きのこ類は低カロリーで食物繊維が豊富です。

満腹感を得やすいため、食べ過ぎを防ぎやすく、ダイエット向きの野菜スープとして優秀です。

作り方はシンプルで、だし汁に、えのきやしめじなどお好みのきのこを入れて煮ます。

きのこに火が通ったら、ほうれん草を加えてさっと煮ましょう。

最後に味噌を溶き入れれば完成です。

このスープの良いところは、作り置きができることです。

多めに作って冷蔵保存すれば、2〜3日は持ちます。

忙しいときの朝食や夕食の一品として重宝するはずです。

豆腐を加えると、たんぱく質も一緒に摂れるため、より栄養バランスの取れたスープになります。

3. アボカドとトマトのサラダ

アボカドとトマトのサラダは、ベジファーストに最適な一品です。

アボカドには良質な脂質が含まれており、満足感が得られます

良質な脂質とは、体に必要な不飽和脂肪酸のことを指します。

材料は、アボカド1個とトマト2個があれば十分です。

それぞれを一口大に切って、レモン汁とオリーブオイルで和えるだけで完成。

塩とブラックペッパーで味を整えれば、シンプルながら美味しいサラダになります。

アボカドのクリーミーさとトマトの酸味が絶妙にマッチするのです。

野菜ダイエットで失敗しない3つの注意点

野菜をイメージできる画像

野菜ダイエットで注意したい点は以下の3つです。

  • 糖質・脂質の多い野菜を食べすぎると太る
  • 野菜ジュースやスムージーに頼りすぎない
  • ドレッシングや油を使いすぎるとカロリー過多になる

野菜ダイエットは健康的な方法ですが、間違ったやり方では逆効果になることもあります。

良かれと思ってやっていることが、実は太る原因になっているかもしれません

失敗を避けるためには、正しい知識を身につけることが大切です。

1.糖質・脂質の多い野菜を食べすぎると太る

野菜なら何でも食べていいわけではありません。

じゃがいもやさつまいも、かぼちゃなどは糖質が多く含まれています

これらを食べすぎると、ダイエットどころか太ってしまう可能性があるのです。

とくに根菜類には注意が必要。

にんじんやれんこんも、葉物野菜と比べると糖質が多めです。

完全に避ける必要はありませんが、ダイエット中は野菜の種類を見極め、量をコントロールすることが大切です。

2.野菜ジュースやスムージーに頼りすぎない

野菜ジュースやスムージーは手軽ですが、頼りすぎは禁物です。

噛む動作がないぶん、満腹感を得にくくなり、かえってカロリーを摂りすぎてしまう(飲みすぎてしまう)こともあるのです。

スムージーを作る場合も、果物の入れすぎには注意が必要。

バナナやリンゴを入れすぎると、糖質過多になってしまいます。

野菜ジュースやスムージーは補助的に取り入れつつ、ダイエット中は基本的に咀嚼できる固形の野菜を食べるよう心がけましょう。

3.ドレッシングや油を使いすぎるとカロリー過多になる

せっかく低カロリーな野菜を取り入れても、ドレッシングの使い方次第でダイエット効果が台無しになることがあります。

市販のドレッシングは、大さじ1杯で50〜80kcalもあるものが多いです。

たっぷりかければ、それだけでご飯1杯分のカロリーになってしまいます

油を使った調理法にも注意が必要です。

野菜炒めは健康的に見えますが、油を使いすぎると高カロリーになります

ドレッシングは、レモン汁や酢をベースにした手作りがおすすめです。

市販品を使う場合は、ノンオイルタイプを選びましょう。

かける量も、小さじ1〜2杯程度におさえることがダイエットにおいて大切です。

野菜ダイエットで健康的に痩せる習慣を身につけよう

野菜をイメージできる画像

野菜は低カロリーで栄養価が高く、満腹感を得やすいため、ダイエットに最適な食材です。

とくに食物繊維やビタミン類、ミネラルの豊富な野菜を取り入れることで、腸内環境や代謝の改善も期待できます。

また、ベジファーストやバランスの良い食事、よく噛んで食べる習慣など、細かな工夫がダイエットの効果を左右します。

正しい知識と習慣があれば、野菜を中心とした食生活は無理なく続けられます。

これからダイエットを始める人も、すでに取り組んでいる人も、ぜひ本記事を参考に野菜ダイエットに取り組んでみてください。

内容の正確性を保つため、以下の信頼できる情報源をもとに記事を作成しています。

※1:食品成分データベース|文部科学省

※2:完全版|肥満の原因から解決策まで全て解説!最新の科学で痩せる方法とは? | 高血圧といびきの内科 神保町駅前

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